心の中にいるオニを描きました。(ぱんだ組)
もうすぐ、節分があります。新潟えきなかこども園でも節分の日に豆まきをします。
そこで、ぱんだ組では集会に参加するので、自分たちでオニのお面を作ることにしました。活動を始めるにあたって、「どうしてオニをやっつけるのかな?」「オニってどこにいるのかな?」「どんなオニなんだろう?」と考えてみることにしました。
自分の心の中にいる困ったオニってどんなだろう?本当はかっこよくなりたいのに、出来ない時ってどんな時なんだろう?
前の日に「明日までに考えて来てね。」と伝えました。
きっと、お家に帰ってからオニのことを思い出して、自分の心の中にいるオニについてじっくりと考えて来たのでしょうね。自分の心と向き合ってくれたのだと思います。
次の日、「やっつけたいオニ、考えて来たよ。」「心の中のオニ、決めてきたよ。」と登園するなり伝えに来てくれたのでさっそく、発表してもらいました。
「おかしばっかり食べるオニ」
「お迎えに来ても、なかなか帰らないでグズグズしちゃうオニ」
「テレビがやめられないオニ」
「朝にお母さんとバイバイする時、しょんぼりするオニ」
「つられちゃうオニ」
みんなそれぞれ、自分と向き合ったようです。そして、ちゃんとわかっているのですよね。
なるほど、なるほど…、ふんふん確かに…、子どもたちの発表に納得したり、「そうか、そんなことを感じているのか。」と感心してしまいました。
そして、またまた翌日は心の中のオニを描くことにしました。今回は初めて墨汁を使ってみました。
「なんで絵の具の黒じゃなくて墨汁なの?」という質問があったので、絵の具の黒で描いてみた絵で色を塗ってみました。
絵の具の黒が溶けてしまい、せっかく赤に色を塗ったのに色が混ざってしまいます。墨汁だと色が混ざりません。「墨汁、すげー!!」「すっごい強い黒なんだね。」「だから墨汁で描くんだね。」と納得していました。
強い黒だとわかったので、慎重に、真剣に描いていました。お部屋の中がしーーーーんとしていました。
またまた次の日、墨汁がかわいたので、色を塗りました。
絵の具を塗っても、墨汁の黒が消えないので安心したのか、大胆にのびのびと色を塗っていました。
とっても素敵なオニです。やっつけたいオニのはずなのに、見ていたら素敵すぎて大切に思えてきました。
出来上がったので、お面にしてお部屋に飾りました。
しょんぼりオニ。
怒っちゃうオニ
片付けしないオニ
自分の心を覗いてみて、絵に描くなんてすごいなあ。
節分の日に豆まきをして、やっつけようね!!